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2022.07.21
使用機器のご紹介。
HITACHI バッテリーチェッカー
クルマのトラブルでもっとも多いのが「バッテリー上がり」です
従来の測定方法は、バッテリーに大容量の電流を与えて、放電後の電圧を計測するロードテスターを使った測定です。
ただ、このロードテスターには次のような注意点があります。
・大電流を流すためバッテリーの負荷が大きい。
・測定結果にバラツキが出やすい。とくに充電制御車は通常走行で満充電(12.6V)にはならないので正確な測定は難しい。
・劣化したバッテリーでも走行直後は「良好」と診断される可能性がある。
そこでHITACHIバッテリーチェッカーであればバッテリーへ負荷をかけずに点検が可能
当社使用のバッテリーチェッカーは、こうした欠点を補い、より正確に測定できるCCA値を計測するテスターです。
※CCA値とは、コールドクランキングアンペアー(Cold Cranking Ampere)の略称で、バッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値のこと。
具体的には、-18℃±1℃の温度で放電し、30秒後電圧が7.2V以上となるように定められた放電電流値(A=アンペア)を測定するタイプ(※摂氏-18度=華氏0度)。
計算によってバッテリー内部の電気伝導率を導き出すので、真夏でも計測は可能です。CCAテスターなら、バッテリーへ負荷をかける心配もなく、内部電気伝導率から算出するため、見せかけの電圧に左右されず正確にバッテリーの状態が確認できます。
なによりバッテリーの劣化は、内部の腐食破損やサルフェーション(硫酸鉛)の付着、活物質の軟化、脱落などによる内部抵抗の増加が主な原因なので、電気伝導率を調べるCCAテスターであればかなり正確にバッテリーの健康状態が把握できます。
そしてバッテリーの劣化状態がわかることで、最近急増しているバッテリーの突然死を回避できるというのが一番のメリットです。
バッテリーの本当のコンディションを確認し、バッテリー上がりを予防しましょう。
基本バッテリーの寿命は3年と言われていますが、使用状況、環境などで変わってきます。